【注意】急激に痩せることは重大な病気の前触れかも

【注意】急激に痩せることは重大な病気の前触れかも

[chat face=”haraheri1-1.png” name=”ナヤミさん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]何もしてないときに体重が減る…

何かしら問題がある?

どんな病気があるか知りたい[/chat]

このような疑問に答えます。

体重が減るには理由があります。

  • 食事量の減少
  • 大量のエネルギー消費
  • 栄養の吸収不足

基本的にこの3つになります。

これ以外で思い当たることもなく体重が減り続けるなら、1度医者に見てもらったほうがいいでしょう。

この記事を読むことで体重減少の危険性や疑われる疾患がわかります。

加齢とともに体重は増える

人は加齢とともに体重が増加していく傾向があります。

その理由として基礎代謝量が落ちていくからです。

基礎代謝量が落ちることにより、今まで消費できていたエネルギーが消費しきれずに、結果脂肪として蓄積してしまいます。

お腹周りが1番わかりやすいですね。

皮下脂肪に加え内臓脂肪が蓄積しだるだるな体型に、いわゆる『中年太り』というものです。

歳を取るとどうしても太りやすくなってしまいます。

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基本的な体重減少の理由

体重減少の理由として以下の3つがあげられます。

  • 食事量の減少
  • 大量のエネルギー消費
  • 栄養の吸収不足

食事量の減少

食べるということは基本的なことであり、食べないと体重が減るのは当たり前です。

そして、どうしても加齢による食事量の低下は起こってしまいます。

その他の衰えにも関係することです。

  • 運動量の低下 → 若い頃のように動き回れない
  • 内臓機能の衰え → 油ものなどがきつくなる
  • 味覚・嗅覚の低下 → 味を感じる細胞の減少。匂いを感じにくい
  • 視覚の低下 → 食べ物が美味しく見えなくなる
  • 口腔内の状態 → 唾液の減少や咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)の不安

上記のことにより、加齢による食事量の低下は避けては通れません。

大量のエネルギー消費

身体活動量が大きれば大きいほどエネルギーは消費され、脂肪が燃焼します。

エネルギー消費量が増える仕組み

エネルギー消費量 = 『体格が大きいほど』×『高い運動強度』×『長い時間』

脂肪が燃焼することで体重の減少にも繋がります。

栄養の吸収不足

食べたものをちゃんと吸収できないことには意味がありません。

食べてるのに体重が増加しない原因の1つに、栄養の吸収不足が関係してきます。

胃腸系の病気や疲労、加齢による内臓機能の衰えなどが考えられます。

流行りの感染症による胃腸炎は食べたものを嘔吐してしまうのでそもそも食べれない、疲れによる食欲不振、これらは一過性のものですが、内臓機能が衰えると栄養を吸収しきれないので結果体重が減少してしまいます。

原因がわからない体重減少

ダイエットなど意図的なものではない体重減少が続いた場合、注意する必要があります。

明らかな理由もなしに体重が減少することは普通ではないからです。

その目安として2つ。

  • 1年で10%以上(半年で5%以上)減少した場合
  • 標準体重より20%以上減少した場合

体調に現れない病気もあるので、1度医者に見てもらうことをおすすめします。

体重が減少したことで考えられる疾患

ここでどんな初期症状に当てはまるか見てみましょう。

1.しっかり食欲があるのに体重が減少する

  1. 他に動機や息切れ、脈拍異常
  2. のどの乾き、多尿

2.食欲がない、体重が減少する

  1. 他に栄養の吸収不良、下痢や便秘、みぞおちや背中の痛み

3.食欲がない、体重が減少する

  1. 他にイライラや睡眠障害、深酒

1-1.甲状腺ホルモンの過剰分泌

食欲があるのに体重が減少する原因として考えられるのは、ホルモンの過剰分泌です。

代表的な病気として『甲状腺機能亢進症』があげられます。

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまい、安静時の状態でも運動時のように代謝が促進されることで動機や息切れ、脈拍異常などが起こります。

食べても食べても痩せてしまうというのは、摂取カロリー以上に代謝が起こっているからなのです。

甲状腺ホルモン異常時に起こる特徴

  • 甲状腺の腫れ
  • 眼球突出
  • 手足の震え
  • 若い女性(20~30代)に多いが男性も珍しくない

1-2.インスリンの分泌低下

血糖値が慢性的に高くなる病気として、生活習慣病にも指定されている『糖尿病』があげられます。

膵臓で分泌されるインスリン量の低下や作用の低下によって起こります。

インスリンの働きがなくなるので血液中の糖質をエネルギーとして使えず、かわりに脂肪や筋肉を分解してエネルギーにするため体重が減少します。

糖尿病の特徴

  • 多尿(糖を尿から出そうとするため)
  • のどの乾き(尿量が増えることで脱水状態)

2-1.消化器系の異常

食欲がなく食べる量が減ることで体重減少は普通ですが、それに加えてなんらかの異常があると注意する必要があります。

  • 下痢や便秘
  • みぞおちや背中の痛み

下痢や便秘などは胃・腸などの消化器の吸収不良や動きの不具合を示している場合が多く、特に便の色に注意する必要があります。

通常よりも黒い便の場合は消化器の出血によることも考えられるので、早急に医者にかかる必要があります。

みぞおちや背中の痛みも消化器の異常の症状として出る場合があります。

食欲がなくさらに上記の症状があるなら、早急に医者に見てもらってください。

3-1.精神的なものからくる異常

食欲がなく体重減少に加えイライラしやすくなったり、睡眠障害などが起こるのは精神的な異常の可能性があります。

代表的なものとして『うつ病』があげられます。

放っておくとだるさや疲れが取れずに無気力状態になり、楽しいことを考えることができず、結果最悪なことにもつながる恐れがあります。

現代病として問題にもなっています。

思い切って医者に相談することをおすすめします。

まとめ

これまでをまとめましょう。

・加齢とともに体重が増える → 代謝が落ちて脂肪が蓄積するため

・基本的な体重減少は3つ

  • 食事量の減少
  • 大量のエネルギー消費
  • 栄養の吸収不足

・原因がわからない体重減少は危険

・原因がわからない体重減少により考えられる疾患

  • 甲状腺機能障害
  • 糖尿病
  • 消化器系の異常
  • 精神的な異常

加齢とともに体重が増えることは生理的な現象になります。

歳を取るとどうしても身体の機能が低下してしまうからです。

ダイエットなど普段から体調管理を行って無い状態で起こる体重減少には、何かしらの異変を疑うことを心がけてください。

わかりやすく身体に症状が出てくれればいいんですが、症状として出てこなくて気付いたときには進行していたなんてこともありえます。

『おかしいな』と気づいたら即行動、後回しなどにせず早急に医者に相談してください。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット 身体活動とエネルギー代謝

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