[chat face=”nayamichan.png” name=”ナヤミちゃん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ダイエットしてるけど、朝ごはんって食べたほうがいいの?抜いたほうがいいの?
具体的に何を食べればいいの?[/chat]
このような疑問に答えます。
結論からいうと、朝ごはんこそしっかり食べるべきです。
実は寝ている間にもエネルギーは消費されていて、起きたときにはカラカラの状態になっているんです。
1日の始まりの朝ごはんを食べるメリットやデメリット、そして何を食べればいいのかを説明していきたいと思います。
目覚めた直後はエネルギー不足

人は朝起きたとき、エネルギーが不足している状態にあります。
なぜなら、寝ている間にもエネルギーを消費しているからです。
普段起きてるときに比べて、寝ている間のエネルギー消費量はかなり低くなっていますが、それでも減ってはいるのです。
ただし脳だけは寝ている間も活発に動いているため、その分エネルギー消費も通常通りになります。
朝起きてボーっとするのは、脳のエネルギーが不足しているということですね。
朝起きたときはカラカラの状態にあるのです。
朝ごはんを食べるメリット

ここで朝ごはんを食べるメリットを紹介します。
- 脳や神経、胃腸の働きをよくすることで体温を上げる
- 生活リズムを正しくできる
1.脳や神経、胃腸の働きをよくすることで体温を上げる
朝ごはんを食べることで体温を上げることができます。
目覚めた直後というのは脳や神経、胃腸の働きは低下している状態です。
朝は体温が低いというのはこのせいですね。
そこに朝ごはんというエネルギーを入れることで、内臓機能を働かせ体温を上げることができるのです。
約1度体温を上げることができるといわれています。
たかが1度と思うかもしれませんが、この1度は身体にとってとても大きな意味を持ちます。
- 免疫力が上がる
- 基礎代謝量が上がる
- 血流がよくなる
内臓機能を働かせることで体温を上げることは重要なのです。
1-1.免疫力が上がる
免疫力を上げることで病気にかかりにくくなります。
体温を上げることで免疫細胞の『白血球』の働きを活発にすることができるからです。
約1度体温上げることで白血球の働きが30%上がり、免疫力は5~6倍上がるといわれています。
体温と免疫力は深い関係があります。
1-2.基礎代謝量が上がる
体温が上がることで基礎代謝量も上がります。
これは皮膚表面から起こる放熱に関することで、体温が高いほど放熱量も高くなるからです。
体温約1度上がると、基礎代謝量が約13%上がるといわれています。
朝から基礎代謝量を上げることで、1日を通して痩せやすい身体となるのです。
1-3.血流がよくなる
体温を上げて内臓機能が活発になることで、血流もよくなります。
全身に血液が巡るようになるからです。
全身に血液が巡ることで次のような効果をもたらします。
- 血色がよくなる
- 身体の凝りがよくなる
- 冷え性・むくみ改善
- 胃腸が強くなる
東洋医学で『冷えは万病のもと』ともいわれるように、体温を上げること、血流をよくすることはとても大事なのです。
2.生活リズムを正しくできる

人の身体には『体内時計』というものがあり、それによって『体内リズム』が決まっています。
太陽が出ているときは活動的に、太陽が沈んだときは休息しなさいと働きかけるものです。
その他にも睡眠や体温、血圧、ホルモン分泌などの変化をつかさどっている大切な機関なのです。
この体内リズムと実際の生活がズレてしまうと、心のバランスが保てなくなってしまい、しっかり活動ができなくなったり、感情が不安定になったりすることがあります。
朝ごはんを食べることで体内リズムと生活のズレを無くし、正しく過ごすことができるのです。
2-1.血糖値の上昇を抑えることができる
血糖値の上昇を抑えることができます。
体内時計の効果により、朝はインスリンの分泌が適切であるからです。
またインスリンが誘導する筋肉への糖の取り込み量も多いためです。
インスリンが効きやすい朝にしっかり食べることで血糖値の上昇を抑えることができ、ダイエットにも美容にもなるのです。
朝ごはんのデメリット

朝ごはんを食べることは基本的にメリットしかありませんが、あえてデメリットを上げるとすれば
- 少し早起きしなければならない
- 食事を摂ることで眠気が出る
こんなところでしょうか。
1.少し早起きしなければならない
これはそのままの意味ですね。
朝ごはんを食べるんですから、朝ごはんを食べる時間を作らなければいけません。
ぎりぎりまで寝たい気持ちも分かりますが、朝ごはんの恩恵を得るために頑張って少し早めに起きてください。
2.食事を摂ることで眠気が出る
食事と眠気の因果関係は完全にわかっている訳ではないですが、その中で最も有力な説を紹介します。
食後の血糖値の急な上がり下がりが眠気の原因である説です。
炭水化物(糖質)を摂取してぶどう糖が増えると血糖値が上昇し、そこで血糖値を下げようとインスリンが分泌されて血糖値を下げます。
これは普通のことですが、朝は体内時計の効果によりインスリンの分泌が適切であるため、インスリンが効き過ぎて血糖値を急激に下げてしまいます。
そのせいで脳がぶどう糖の不足状態になるため、頭がボーっとしたり、眠気がおそってきたりするというものです。
十分にありえる説だと思います。
朝ごはんは何を食べればいいのか?

朝ごはんはバランスよく食べることが大事になってきます。
時間がないからといって、コーヒーだけで済ますのはダメですね。
『炭水化物』 ごはんやパン
『タンパク質』 牛乳やヨーグルト、チーズ、卵
『ビタミン・ミネラル類』 野菜や果物
この3つをバランスよく摂ることが大事です。
朝ごはんの具体例
朝ごはんの具体例を紹介します。
ごはんの場合 | ごはん・味噌汁・焼き魚・ヨーグルト |
ごはん・卵焼き・ヨーグルト | |
おにぎり・ヨーグルト | |
パンの場合 | パン・牛乳・ゆで卵・サラダ |
パン・牛乳・目玉焼き | |
パン・牛乳・ヨーグルト・チーズ | |
牛乳・バナナ |
このようにバランスのいい朝ごはんを食べるように心がけてください。
頭のさえる朝ごはん
朝からしっかり頭を使えるための、学生やサラリーマンにおすすめの朝ごはんをご紹介します。
朝はインスリンの効きがいいので、血糖値を急激に上げる食事は避けたほうがいいです。
炭水化物(糖質)などですね。
そこで血糖値を緩やかに上げる効果のある『食物繊維が多い野菜や海藻類、穀物』などを食べるといいでしょう。
手軽に食べれる1例
- Calbee 『フルグラ』
オーツ麦や玄米などを使い1食50gあたりに4.5グラムの食物繊維を含むシリアル製品
まとめ
これまでをまとめましょう。
- 目覚めた直後はエネルギーが不足している
朝ごはんを食べるメリット
- 脳や神経、胃腸の働きをよくすることで体温を上げる
- 体温が上がることで得られる効果
- 免疫力が上がる
- 基礎代謝量が上がる
- 血流がよくなる
- 生活リズムを正しくできる
- 血糖値の上昇を抑えることができる
朝ごはんのデメリット
- 少し早起きしなければならない
- 食事を摂ることで眠気が出る
- 朝ごはんの具体例
- 頭のさえる朝ごはん
朝ごはんの大切さを説明してきました。
ダイエットのためといって朝ごはん抜く人がいますが、なんとそれは逆効果になってしまうんですね。
しっかり食べたほうが痩せる効果をもたらすなんて驚きです。
朝は忙しい時間ですが、その時間を少し使ってまで朝ごはんを食べる価値は十分にあります。
バランスのいい食事を摂れれば1番ですが、時間がないときはコンビニなどでも買えるので、まずは朝ごはんを食べる習慣をつけるようにしてください。
参考文献
V運動の基礎科学 厚生労働省
知っておきたい体温の話 テルモ体温研究所 体温から健康に
朝食が大事なワケ 農林水産省
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