HMBのおすすめはメーカーではなく『含有量』と『コスト』

HMBのおすすめはメーカーではなく『含有量』と『コスト』

[chat face=”haraheri1-1.png” name=”ナヤミくん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]HMBはどれを買えばいいの?[/chat]

このような悩みに答えます。

  • HMBを選ぶときは『含有量』と『コスト』
  • HMBの『含有量』と『コスト』を踏まえた上でのおすすめ

HMBを買うときは『含有量』と『コスト』で選ぶべきです。

せっかく買ったのに、有効量や使用方法が間違っているために効果が得られないなんてこともありえます。

そして、HMBの使用を続けるためにはコストは欠かせませんね。

HMBの『含有量』と『コスト』を踏まえた上でのおすすめBest3

この記事を読むことでわかること

  • どんなHMBを選べばいいか?
  • HMBをどのように使えばいいか

HMBを選ぶときは『含有量』と『コスト』

HMBを選ぶときは『含有量』と『コスト』

HMBを買うときは『広告で見たことがある』とか『芸能人が宣伝してる』という理由で買うのではなく、『含有量』と『コスト』で選ぶべきです。

理由としては

  • HMBが有効量に達していない可能性
  • HMB○日分と書いてあるけど、有効量で計算すると○日分もない場合
  • HMBのコストが高いと続けるのが困難になる

1つずつ見ていきましょう。

HMBが有効量に達していない可能性

HMBを適当に選んでしまうと、HMBの有効量が含まれていないものを手にする可能性があります。

よく見るのが、『HMB1袋(180粒)に60,000mg配合、1回6粒摂取30日分』

この場合だとHMB1粒あたり333.33…mgしか入っておらず、6粒で約2,000mg(2g)です。

HMBの有効量には届きません。

HMBの最小有効量である1.5g / 日には届きますが、やはり1番効果が期待できる3g / 日(正確には38mg / kg / 日)摂取することをおすすめします。

HMB1回の摂取で、きちんと3g摂れるものを選びましょう。

HMB○日分と書いてあるけど、有効量で計算すると○日分もない場合

次にHMBの有効量が含まれていないと、1回に摂取する量を増やさなきゃいけないので○日分ももたなくなります。

上記の例だと6粒で約2,000mg(2g)なので、約3,000mg(3g)摂るとなると9粒必要になり、結果20日分しかなくなるのです。

30日分の予定が20日分になってしまうのは、かなりの損ですよね。

ちゃんとHMBの有効量を摂らないと効果が得られない可能性も考えられるので、有効量3g / 日をしっかり摂取しましょう。

HMBが高いと続けるのが困難になる

摂取できる日数が減るということはその分コストが上がることになり、HMB1回あたりのコストが上がってしまいます。

HMBはすぐに結果が出るわけではなく、長期的に考えるサプリメントになります。

実際に研究でも7~8週など、長期的な期間で行われています。

高価なサプリメントを長期的に続けるのは経済的な負担になるので、効果が出る前にやめるなんてこともありえるのです。

HMBの効果が得られた実験の筋トレ

HMBの効果が得られた実験の筋トレ

HMBはハードな筋トレをするときに効果を発揮するなんていわれますが、『ハードな筋トレっていわれても、具体的にどれくらいを指すのかわからない』と思うことでしょう。

そこで、絶対に効果が出るとは断言できませんが、実際にHMBの実験で効果が出た筋トレを紹介します。

  • 抵抗運動中の筋肉代謝とパフォーマンスに対するHMBの影響を調べた2つの実験(ニッセン等)

効果が出なかった筋トレ

  • 0、3、6gのHMB補給が筋力と除脂肪体重(LBM)に及ぼす影響を調べた実験(Gallagher他)

抵抗運動中の筋肉代謝とパフォーマンスに対するHMBの影響を調べた2つの実験(ニッセン等)

詳しい実験内容については別記事を御覧ください。

実験1

対照:健康な訓練をしてない男性

HMBを0、1.5、3g/日摂取し、体重を週3日/3週間持ち上げる。

結果

持ち上げられた総重量もHMBの量に対して増加。

  • 0g → 8%
  • 1.5g → 13%
  • 3g → 18.4%

実験2

対照:健康な訓練をしてない男性

HMBを0、または3g摂取し、体重を毎日2~3時間/7週間持ち上げる。

結果

持ち上げれる最大重量(1-RM)ベンチプレスを平均15ポンド増加。

HMB使用なしでは平均5ポンド増加。

※1ポンド = 0.45359237kg

  • 15ポンド = 約6.8kg
  • 5ポンド = 約2.3kg

自分の体重と同じ重量を持ち上げるほどの筋トレになります。

期間は週3日/3週間と毎日2~3時間/7週間。

かなりハードですね。

0、3、6gのHMB補給が筋力と除脂肪体重(LBM)に及ぼす影響を調べた実験(Gallagher他)

詳しい実験内容については別記事を御覧ください。

効果が出なかった筋トレについても紹介します。

実験

対照:37人のトレーニングを受けていない男性

持ち上げれる最大重量(1-RM)の80%で週3回/8週間、10種類の運動

結果

持ち上げれる最大重量(1-RM)に有意差なし。

週3回/8週間、10種類の運動の筋トレを行っても、持ち上げれる最大重量(1-RM)の80%程度では効果が出ないってことでしょうか。

自分の体重と同じ重量やった方がよさそうです。

https://kintoremuscle.com/hmb%e3%81%8c%e7%ad%8b%e3%83%88%e3%83%ac%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84%e4%ba%ba%e3%81%ab%e5%8a%b9%e6%9e%9c%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%90%86%e7%94%b1%e3%80%90%e6%9c%80%e5%a4%a7%e3%81%ae%e5%95%8f%e9%a1%8c/

HMB摂取のコツ

メーカーにもよりますが、HMBは決して安い訳ではありません。

長期的に続けるとなると、コストの不安が出てくると思います。

そこで、常に摂取するのではなく、ハードな筋トレをする期間だけ摂取することをおすすめします。

日々の筋トレ時にはHMBは使わず、この期間だけハードに筋トレをすると決めたときに使うと節約できます。

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HMBの『含有量』と『コスト』を踏まえた上でのおすすめ

HMBの『含有量』と『コスト』を踏まえた上でのおすすめ

HMBの『含有量』と『コスト』を踏まえた上でのおすすめBest3

HMBを無理なく続けるには『コスパ』が大事

HMB-Caサプリメント(ULBO)

1袋980円で1回あたり約33円と圧倒的コスパ。

1袋(180粒)にHMB90,000mg配合されており、1回6粒あたり3g摂れます。

HMB 吸収効率3.3倍 高純度クレアチンサプリメント(ULBO)

1位と同じULBOさんのメーカーで、HMBに高純度のクレアチンが配合された商品になります。

1袋1,480円とHMBのみと比べて少し高いですが、それでも1回あたり約49円とコスパがいいです。

1袋(300粒)にHMB90,000mgとクレアチン27,000mg配合されており、1回10粒あたりHMB3g、クレアチン0.9g摂れます。

クレアチンは3g/日欲しいとこなので足りませんが、HMB摂取目的なら問題ないでしょう。

HMBタブレット(協和食研)

1袋2,100円で1回あたり70円とまずまずのコスパ。

1袋(360粒)にHMB90,000mg配合されており、1回12粒あたり3g摂れます。

国産HMBカルシウム原料を使っていることで安心感があります。

惜しくもランキング外になった商品

HMB POWERBOOST(BULKEY)

1袋2,280円で1回あたり76円とまずまずのコスパ。

1袋(360粒)にHMB90,000mg配合されており、1回12粒あたり3g摂れます。

HMB Platinum(快適イノベーション)

1袋2,580円で1回あたり86円とまあまあのコスパ。

1袋(450粒)にHMB90,000mgとクレアチン54,000mg配合されており、1回15粒あたりHMB3g、クレアチン1.8g摂れます。

クレアチンが有効量の半分のところや、1回15粒と多いところがたまにネックです。

HMBCa&クレアチン POWERBOOST(BULKEY)

BULKEYさんのHMB POWERBOOSTにクレアチンが配合された商品です。

1袋2,980円とHMBのみと比べて少し高めで、1回あたり約99円とそれなりのコスパ。

1袋(450粒)にHMB90,000mgとクレアチン60,000mg配合されており、1回15粒あたりHMB3g、クレアチン約2g摂れます。

今までのHMBの中でクレアチンが多めに摂れますがそれでも少し足りず、1回15粒と多いところも難点ですね。

まとめ:HMBのことを理解して、正しく使用する

これまでをまとめましょう。

HMBを選ぶときは『含有量』と『コスト』

有効成分量3g / 日摂れて、無理なく続けるために安いものを選ぶ

HMBを用いた実験での筋トレはハード

  • 体重を週3日/3週間持ち上げる
  • 体重を毎日2~3時間/7週間持ち上げる

※持ち上げれる最大重量(1-RM)の80%だと効果が出ない可能性

HMBをハードな筋トレ期間のみに使うと節約できる

HMBの『含有量』と『コスト』を踏まえた上でのおすすめBest3

  1. HMB-Caサプリメント(ULBO)
  2. HMB 吸収効率3.3倍 高純度クレアチンサプリメント(ULBO)
  3. HMBタブレット(協和食研)

惜しくもランキング外

HMBの効果を得るために必要なこと

  • 3g/日を朝昼夜1gずつ分けて摂る
  • ハードな筋トレ
  • 続けるためにコストが低いもの

理想の身体作りのサポートとして、HMBを正しく使ってください。

参考文献

Creatine and β-hydroxy-β-methylbutyrate (HMB) additively increase lean body mass and muscle strength during a weight-training program

Jowko, Ewa; Ostaszewski, Piotr; Jank, Michal; Sacharuk, Jaroslaw; Zieniewicz, Agnieszka; Wilczak, Jacek; Nissen, Steve

Nutrition (New York, NY, United States) (2001), 17(7/8), 558-566 CODEN: NUTRER; ISSN: 0899-9007. 

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